studio yumakano

Dr.Furniture No.07-12

Dr.Furniture No.07-12

街中で家具が粗大ゴミとして捨てられている光景をよく目にする。
しかしそれらをよく見ると、一部分だけが壊れていたり、ただ単にデザインが古いからという理由で捨てられているものがほとんどである。
日本では毎年200トン以上の家具がゴミとして捨てられており、それと平行して世界中で新しいデザインの家具が生み出されている。

これは死に逝く運命にあった患者(家具)たちを「Dr.Furniture」の手によって治療し延命させるプロジェクト。
聴診器を工具に持ち替え、体(枠)を新調することでそれぞれの手や足(扉や脚)が引き立ち、ひとつひとつ特徴的な個性を持った姿となる。欠点とされた見た目や体の傷は、それぞれが背負っている過去の記憶の違いである。

もともと捨てられていた家具が新しい価値を持つ。物の価値とは何かを問い直したい。
 

Design Release Date : 2014/11
Design : Yuma Kano
Material : Plywood , Used Furniture
Paint finishing : OSMO Wood Wax Finish / Extra Clear
Client : -
Exhibition : Final project "conception from Z" in Tokyo Zokei Univ.
Photo : Satoru Ikegami