studio yumakano

Rust & Basis Metal / 錆と素材

Rust & Basis Metal / 錆と素材

「Rust & Basis Metal」は錆にフォーカスしたマテリアル実験プロジェクト。
防錆はモノ作りの長い歴史において永遠のテーマであり、錆の影響は飛行機を墜落させ、船の速度を落とし、車のエンジンを故障させ、橋を崩壊し、鉄筋コンクリートの内部で広がり、銃弾を詰まらせ、洗濯機を破壊し、星の数ほどの自転車をスクラップにしてきた。悪者とされてきた錆だが、その錆をよく見ると様々な色が複雑に混ざり合い非常に美しい模様であることに気づく。
そこで、錆の発生をコントロールすることで錆自体で模様を描くことができないかと考えた。鉄・真鍮・銅をメイン素材とし、マスキングすることで錆の発生箇所をグラフィカルなパータンになるよう制限した。素材本来の質感や色と、その素材が錆びた後の色が同一面で同時に存在することで、素材と錆の対比の面白さや長い時間と共に変化する錆の模様を楽しめる、塗装では表現することができない生きたテクスチャーとなった。建築資材やプロダクトへの応用など、新たなテクスチャーの可能性を秘めている。

Design Release Date : 2017/04
Design : Yuma Kano
Material : Iron, Brass, Copper, Rust
Size : W200×H100×t1mm
Client : experimental creations
Exhibition : experimental creations 2017 in Milan Design Week
Photo : Satoru Ikegami