リノベーションされたペントハウスのためのウィンドウデザイン。
東京タワー近くに建つ築40年になるビルの上階が、 G ARCHITECTS STUDIOによって2階建のペントハウスにリノベーションされた。その家の最上階の既存の空間には南側に面した出窓が残されており、STUDIO YUMAKANOはその出窓部分にRust Harvestを使用してウィンドウをデザインした。
時間帯や季節によって太陽光の入射角が異なり、さらに出窓部分内の空間で光が拡散することで様々な光と模様の変化が現れる。Rust Harvestを透過して床に落ちる光の影やフレームの縁から漏れる光など、まるでステンドグラスのような、空間の印象を大きく変え、1日の光の変化を伝えるウィンドウデザインとなった。
採光だけでなく換気が必要とされることから、スライドレールによって開閉できるようステンレス製のフレーム構造設計にし、意匠性だけでなく機能性も考慮した。